2018年06月28日

やっつけ詩
でっきるだけ敷居をひくく
まあ自動筆記でね
そんなんで
おもいつくまま
でいいのだ
「わかりやすく」
ってのは
ハードルもうけることで
相手を慮って
自分を殺すことだ
よし過激な言い方をしよう
自分を殺しちゃよくないのだよ
わかるかい
人にわかってもらおうなんて
あんまり目的にしちゃならんね
なんというかそこらへんの
意識のもちようがだいたいにおいて
課題ですよ、表現の

もっと奥深く、もっと入り組んだ
自分に対して懐疑を深めた、何重にも
いりくんだ自己意識
をもてないでいるのは
日常の感覚がうすっぺらくて
やたら速度だけ早えからだよ
ああ文体論
むずかしさ
わかりやすさ
言葉の速さ
薄さ

カジュアルでカジュアルに
それ以上は流通しないから
流通したい欲望は
根源的な欲求をなしていて
もはや人工的に
脱しようなんておもうほうが
身勝手なふるまいだ

おい

薄さと軽さと
重さと深さと
調整問題をやりくりして
自分の宿命にたどりつけるかい
フォーカスすべきは自己の宿命
古風な意識は普遍意識
21世紀はリメイクされた世界じゃない
普遍的なものだけがだいじです
から
環境論に接続しきって
主体をあけわたしちゃだめさ
でもそんな
ビッグデータとの距離感ふくめて
なんかとば口をあらわしたいね

ぼくと同世代のマリヴロンは
すべてを自意識に回収して
対幻想界に自らの生き血をささげようとしてる
それがなにやら痛々しくて
とば口
やっぱ必要やん
とおもうた

環境を内在化して
かつての花鳥風月のように
抵抗力を失するのは
目に見えた帰結だった
あらかじめ決められたコースを
いくら歩んだとて
望んだゴールにたどりつけない
途中の進路がまちがっていたら
破綻した演技をみせるほかなくなる
彼女は
病をこどもに伝染させ
病のなかで生きる
病気であることが自意識だと
それが彼女の救済だから



(18:36)