2012年02月
2012年02月28日
「絶句するほど不器用だった」
なんとなれ、この場所「対思記」は、なんの作法もルールもいらぬ、無法則の地帯であるから、ぜんぜんあれです、逆にかえって書くことが定まりにくいのです。
自由帳と、罫線つきのノートならどっちが書きやすいか。
ぜんぜん、あれなのです、
まず自分の考えを殺さなきゃいけない。
そんな気がいたします。
と、書くと、怖いですね。
いや、実際、怖いのです。
めちゃくちゃ、といったら大袈裟ですが、怖いことは怖いのです。
怖いことを殊更「怖い」と書きたてたところで、怖いものが一斉に怖くなくなるということはないので、ますます自分が怖がってる感じを強調するだけか、でもそれが自分にとっての慰み、気分を晴らす、同情を得る、ためになったらば、それはそれで結構なことだし、そうやって見えないところで世の中は回っているのかもしれないし、そんな世の中の回り方に自分も同調して乗っかっていくのはいいことだ、いやいいことかどうかは知らないが、とにかく自分一人でいくら書き連ねても結局理解できるのは僕一人じゃないか?私?え、一人称は「俺」の方がいいか?
言葉や文章は、一人歩きします。
一人歩きというのは、勝手に文体が自己生成していくことです。
自分が読み聞きした日本語の型、蓄積が無意識に表れているんじゃないかしらん。
だからだめだということではない。
そうじゃなくて、なんだって、
言葉を吐くということは、何を伝えることですか?
何をどう伝えたいのですか?
何をどう伝えたい、というイメージがあったとしても、
そのイメージを言葉で伝えるということは、一体どういうことなのですか?
それか、
そんなことにひっかかっているのはどういう了見ですか。
どういう精神でしょうか。
昨夜、軒下で猫がケンカしていた。
「何で、こいつらこんな無意味なことしてるんだろう必死で」
と痛烈に思った。
なんとなれ、この場所「対思記」は、なんの作法もルールもいらぬ、無法則の地帯であるから、ぜんぜんあれです、逆にかえって書くことが定まりにくいのです。
自由帳と、罫線つきのノートならどっちが書きやすいか。
ぜんぜん、あれなのです、
まず自分の考えを殺さなきゃいけない。
そんな気がいたします。
と、書くと、怖いですね。
いや、実際、怖いのです。
めちゃくちゃ、といったら大袈裟ですが、怖いことは怖いのです。
怖いことを殊更「怖い」と書きたてたところで、怖いものが一斉に怖くなくなるということはないので、ますます自分が怖がってる感じを強調するだけか、でもそれが自分にとっての慰み、気分を晴らす、同情を得る、ためになったらば、それはそれで結構なことだし、そうやって見えないところで世の中は回っているのかもしれないし、そんな世の中の回り方に自分も同調して乗っかっていくのはいいことだ、いやいいことかどうかは知らないが、とにかく自分一人でいくら書き連ねても結局理解できるのは僕一人じゃないか?私?え、一人称は「俺」の方がいいか?
言葉や文章は、一人歩きします。
一人歩きというのは、勝手に文体が自己生成していくことです。
自分が読み聞きした日本語の型、蓄積が無意識に表れているんじゃないかしらん。
だからだめだということではない。
そうじゃなくて、なんだって、
言葉を吐くということは、何を伝えることですか?
何をどう伝えたいのですか?
何をどう伝えたい、というイメージがあったとしても、
そのイメージを言葉で伝えるということは、一体どういうことなのですか?
それか、
そんなことにひっかかっているのはどういう了見ですか。
どういう精神でしょうか。
昨夜、軒下で猫がケンカしていた。
「何で、こいつらこんな無意味なことしてるんだろう必死で」
と痛烈に思った。
(07:52)
2012年02月23日
携帯に文字を「打つ」
指の動きは
うまく心をあらわせますかい
やっぱ手書きのほうが体に近いな
なんて思いながら
なぜここに書こうとするのだろう
読まれることを前提にして
言いたいことか
伝えたいことがあるのだろうか
んがが
ちょっぴり
緊張して
うまく話せない
人が見ると思うだけで
やたらとなにか気になる
集中してポエムを書くことが
これ見よがしのようで恥ずかしい
でも稚拙でもいいじゃないかと
時にはやさしく自分を開放してあげよう
と
決めたりしてみる
火がある
石がある
つめたい石に
火はつかず
石は火に照らされ赤くなり
ただじっとしている
火は
ゆらめく
止まっているということがない
なんだか対照のふたつのあいだに
地はあり
風は吹きぬける
風が吹くたび
火は一瞬流れ
石は色を戻す
火の温度は
下がらぬまま
やがて消える
石は動かない
地に根ざしてもいないが
自力というものがないので
その場で何年も何十年も居つづける
石にとっては火は
一瞬の珍客だろうか
いずれにしても石はしゃべらず
その気持ちまではわからない
ただ僕らも地の上で生活しているので
彼らの姿を見かける時がある
勝手に蹴飛ばしたり
話しかけることも可能だ
石の方から何かしてもらったことはないが
石に何かしてあげることはできる
それで彼らが喜ぶかは知らないが
どうでもいいことを書いた
指の動きは
うまく心をあらわせますかい
やっぱ手書きのほうが体に近いな
なんて思いながら
なぜここに書こうとするのだろう
読まれることを前提にして
言いたいことか
伝えたいことがあるのだろうか
んがが
ちょっぴり
緊張して
うまく話せない
人が見ると思うだけで
やたらとなにか気になる
集中してポエムを書くことが
これ見よがしのようで恥ずかしい
でも稚拙でもいいじゃないかと
時にはやさしく自分を開放してあげよう
と
決めたりしてみる
火がある
石がある
つめたい石に
火はつかず
石は火に照らされ赤くなり
ただじっとしている
火は
ゆらめく
止まっているということがない
なんだか対照のふたつのあいだに
地はあり
風は吹きぬける
風が吹くたび
火は一瞬流れ
石は色を戻す
火の温度は
下がらぬまま
やがて消える
石は動かない
地に根ざしてもいないが
自力というものがないので
その場で何年も何十年も居つづける
石にとっては火は
一瞬の珍客だろうか
いずれにしても石はしゃべらず
その気持ちまではわからない
ただ僕らも地の上で生活しているので
彼らの姿を見かける時がある
勝手に蹴飛ばしたり
話しかけることも可能だ
石の方から何かしてもらったことはないが
石に何かしてあげることはできる
それで彼らが喜ぶかは知らないが
どうでもいいことを書いた
(21:45)